県指定史跡(昭和53年)
村田川の上流、標高約90mの台地上に位置します。「昭和の森」建設に伴う昭和51年度の調査の結果、古墳時代後期から奈良・平安時代に及ぶ竪穴住居跡75基、堀立柱建物跡14棟、円墳跡3基とともに周堀を伴う遺構1棟が検出され、周堀を伴う遺構が公園として保存のうえ指定されました。
この遺構は、東西42m、南北30mの周堀によって区画され、その中に間口五間、奥行三間の同じ形と大きさの堀立柱建物跡2棟が対称的に配置されていました。周堀は幅約1m、深さ50cmの箱形の掘り方で、南側中央部に間口3mの開口部を有していました。建築年代は灰釉陶器等の出土遺物から奈良・平安時代であることが確認され、近隣の小食土廃寺跡との関係から官衙に関連する遺構と考えられています。
荻生道遺蹟(8世紀、奈良時代初め)には古代の神社もありました。
詳しくはこちら